オフィス清掃の一括見積サイトの注意点!
オフィスの清掃を清掃会社に依頼する時の料金は、安くはありません。できるだけ安い方がいいと考えて清掃会社を選ぶ人が多いのですが、見積もりの料金だけ気にしていると、逆に損をすることもあります。
こちらでは、オフィス清掃の一括見積サイトの注意点についてまとめています。
オフィスの清掃料金について
オフィスの清掃内容には、フロアやデスク、トイレなどのクリーニングや、ゴミを回収してゴミ集積所に運搬するなどがあり、相場的には1日あたり15,000~20,000円ほどです。こう聞くと、多くの人が高いと思うでしょう。
オフィスの清掃料金が高いのは、「人件費がかかる・外注している業者が多い」という理由があります。
人件費について、アルバイトなどの清掃員の日給の相場が8,000~9,000円程度で、清掃会社側は、現場までの交通費や清掃道具代、ユニフォーム代などを負担しなければいけません。その上で、利益を出して、経費なども賄っているため、人件費は削ることができないのです。
清掃会社も、いかにコストを削減してお客様に選んでもらおうと努力しているため、料金が高いように思えますが、あまり儲かっていないという実情があります。
そのため、1000円程度だけ上乗せして外注している清掃会社も多々あり、この場合は元請、下請けともに利幅が少ないことから、清掃料金の大幅な値下げは難しいでしょう。
見積もりの料金が安すぎる時に注意すること
前述した通り、オフィスの清掃料金の大幅な値下げは難しいものですし、見積もりの段階で、あまりにも料金が安すぎる場合は、注意する必要があります。
料金が安すぎる見積もりのカラクリとは、「業務範囲が狭い・清掃員の清掃技術が低い」の2点です。
業務範囲が狭い
見積もり書に「清掃業務一式」などと書かれている場合があります。何が含まれているかわからないため、その一式の内容をしっかり聞いておいてください。
もし、本来清掃業務に含まれているべき作業が含まれていない場合は、結局その業務を自社で行うことになり、大きな手間と負担になってしまいます。
オフィス清掃について、「フロアの清掃・トイレ掃除・給湯室/シンクの掃除・デスクの掃除・ゴミ回収・ゴミ集積所への運搬」は必須。これらの業務をどこまで細かくやってくれるのか、わからないことは事前に
しっかりチェックし、あとで後悔しないようにしておきましょう。
清掃員の清掃技術が低い
清掃業務範囲に問題がなくても、清掃員の清掃技術に問題があることもあります。
きちんとした研修を行わず、源泉所得税すら納めていないような清掃会社も中にはいます。そんな清掃会社だと、清掃員のスキルも未熟だと予想されます。
そのことから、当然日給も安く、それが見積もりの金額に反映され、ありえなくらい安いということにつながるのです。
そのため、あまりにも安すぎる見積もり金額だった場合は、清掃員のスキルやキャリアなどを聞いておいた方がいいかもしれません。
また、ホームページなどで、人材育成に力を入れているなどの記載がある清掃会社なら、技術力を伴った清掃員である確率が高くなるでしょう。
以上の2点を見逃して、安いからと言って安易に契約してしまうと、してほしい清掃ができなかったり、清掃が不十分で汚れが落ちていなかったり、さまざまなトラブルが起きてしまいます。
そうなるとクレームにも繋がり、最終的には物件のオーナーが損をすることに。
そうなってしまわないよう、清掃会社が提出した見積もりはしっかりと目を通し、必要な清掃ができるかなどを確認しなければいけません。
以上のように、見積もりの料金が安すぎる際は、注意が必要です。「業務範囲が狭い・清掃員の清掃技術が低い」場合がありますので、見積もりの段階で両方とも詳しく確認し、スキルの高い、かつしてほしい清掃をしてくれる清掃会社を選ぶようにしましょう。